素材の力

原料素材は、法律上の配合制限に抵触しないか、EUの化粧品規制の配合禁止成分に該当しないか、刺激やアレルギーなどの肌トラブルを起こすという情報がないかどうかなどを確認したうえで採用を決めています。残念ながら、肌に合う・合わないは個人差があるため、「誰にとっても100%安全」と断言することはできませんが、モニターによる皮膚一次刺激性試験や皮膚感作性試験を実施したうえで製品化しています。

使い終わった後のことも考慮し、熱や光、微生物によって分解される化粧品原料を選んでいます。分解について、松山油脂は、最終分解と環境が受け入れる程度までの分解の2段階があると考えています。最終分解とは、有機物が二酸化炭素や水、無機塩にまで分解されることです。また、環境が受け入れる程度までの分解とは、河川で泡立ったり、生物に害を与えたりといった好ましくない性質を示さなくなる程度まで有機物が分解されることです。

化粧品の原料や資材は日々進化しています。それら素材の力を十分に生かすことで、毎日安心して使える品質と価格、飽きることなく長く愛用できるデザインの製品を実現しています。

  • 石ケン素地 [自社原料]

    洗浄剤。天然油脂に含まれる脂肪酸と苛性カリ(水酸化カリウム)のカリウムが結合してカリ石けん(脂肪酸カリウム)になります。石ケン素地とは異なり、塩析をおこなわないため天然保湿成分のグリセリンが全量そのまま残ります。松山油脂ではパーム核油とベニ花油を釜焚き製法でじっくりと焚き上げてつくっています。泡立ちが豊富で洗浄力も高く、また、すすぎが早くすっきりと洗い上げます。

  • カリ石ケン素地

    洗浄剤。天然油脂に含まれる脂肪酸と苛性カリ(水酸化カリウム)のカリウムが結合してカリ石けん(脂肪酸カリウム)になります。石ケン素地とは異なり、塩析をおこなわないため天然保湿成分のグリセリンが全量そのまま残ります。松山油脂ではパーム核油とベニ花油を釜焚き製法でじっくりと焚き上げてつくっています。泡立ちが豊富で洗浄力も高く、また、すすぎが早くすっきりと洗い上げます。

  • ヤシ脂肪酸アルギニン

    洗浄剤のアミノ酸石けんのこと。豊かな泡立ちでさっぱりとした洗いあがりが特長です。ナトリウム石けんやカリウム石けんと併用すると、アルギニンの刺激緩和効果により穏やかに洗い上げます。デンプンを発酵させてつくられたアミノ酸であるアルギニンと、ヤシ油由来の脂肪酸を反応させて石けんとなります。

  • スイカズラ葉エキス

    スイカズラは日本各地に野生する常緑つる性の植物で、冬も枯れないため「忍冬(ニンドウ)」ともいわれています。葉・茎から抽出されてサポニン、タンニン、フラボノイドを含みます。サポニンは水にも油にもなじみ、界面活性剤の役割を持つため、泡立ちを助けます。

  • リポミセス/モモ果汁発酵溶解質エキス液
    (モモ果汁発酵液) [自社原料]

    モモ果汁を酵母により発酵して得られるエキス。原料のモモは傷がついたり、過熟のために青果として出荷できずに廃棄処分されるものを活用しています。山梨県の富士北麓ラボラトリー内で搾汁し、発酵させた後エキスを抽出する全工程を行なっています。発酵液は肌の角質層の中で水を抱え込む性質を持ち、分子量が小さく肌への浸透が早い単糖(マンノース、ガラクトース、グルクロン酸)が連なった多糖類が主な成分です。他の保湿成分と組み合わさることで相乗効果を発揮し、肌水分量を高めます。桃はアレルギー原因になりやすい食べ物ですが、発酵する工程で高温、高圧の処理をすることで、アレルゲンとなるタンパク質が不活性化されています。

  • スダチ果皮エキス [自社原料]

    収穫量国内1位の徳島県産のすだちを使用。搾汁後に残る、通常は廃棄されるすだち果皮が原料です。独自にじっくりと時間をかけて抽出したスダチ果皮エキスは、保湿効果を持っています。角質層に水を巡らせて潤いを保つ力を補うことで、肌が本来持っているバリア機能の働きを整えます。

  • アミノ酸

    アミノ酸は三大栄養素のひとつであるタンパク質の構成成分です。肌の角質層の水分を保持する働きをもつ天然保湿因子(Natural Moisturizing Factor=NMF)の主成分であり、約40%を占めます。NMFは紫外線などの外的刺激や加齢によって減少し、肌の乾燥や柔軟性が失われてしまいます。Mマーク
    アミノ酸スキンケアシリーズには9種類のアミノ酸とアミノ酸代謝物を配合しています。

  • セラミド

    肌の角質層に存在する角質細胞間脂質を構成する成分のひとつ。全体の40~60%を占めています。角質層内で水分を挟み込むように保持し、肌の水分量を保つことでバリア機能の働きを助けます。松山油脂では、肌が持つセラミドの構造に近く、保湿浸透力に優れている「ヒト型セラミド」を選んで、配合しています。

  • ヤマブドウ樹液

    日本の在来種であるヤマブドウの樹液。ブドウの樹液よりアミノ酸や糖類が多く、肌の潤いを保ちます。樹液は、春に芽吹くための栄養源。樹木に負担のないよう、必要な量だけを春先の2週間で採取する貴重な成分です。

  • アロエベラ葉エキス

    古くから民間療法でも有名な植物です。アロエの葉の液汁からアロインを除去し、得られたエキス。粘性のある多糖類を含み、高い保湿力を持ちます。

  • シロキクラゲ多糖体

    キノコの一種である白きくらげから得られる多糖体です。ヒアルロン酸Naの1.2倍の保湿力を持ち、水分を抱え込みながら肌表面を保護します。角質層の水分を保持することで乾燥から肌を守り、バリア機能を補う成分です。

  • イノシトール

    植物、動物の体内に多く含まれ、細胞成長促進に必要なビタミンB群の一種。米由来の成分です。フィチン酸を加水分解して得られます。保湿作用のほかに皮脂量を調整する作用があります。

  • オリーブ果実油

    オリーブの果実から採取した植物オイル。オレイン酸を主成分に、肌にとって有用なポリフェノールやスクアレンを豊富に含みます。肌の角質層の水分蒸散を防ぎ、しっとりとした使用感です。

  • ホホバ種子油

    カンの木の種子から得られる液状のロウです。皮脂の成分であるワックスエステルと似た成分を持ち、他の植物性の油脂と比較して酸化安定性に優れています。さらっとした感触で肌となじみがよく、皮脂膜の働きを補います。

  • シア脂

    シアの種子から得られる固形油脂。オレイン酸、ステアリン酸を豊富に含む、潤いを守るエモリエント成分です。融点が35℃前後と低く、体温で溶けて浸透性にすぐれて肌によくなじみます。松山油脂では融点が異なるシア脂をアイテムに合わせて配合しています。

  • コメヌカ油

    米糠から得られ、オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸のバランスがよいオイルです。トコフェロールやフィトステロール、米油特有の成分であるγ-オリザノールを含み、肌を保護し、柔らかくします。

  • マカデミア種子油

    マカデミアの種子から圧搾した植物オイル。皮脂に含まれ、加齢とともに減少するパルミトレイン酸を約20%含んでいます。べたつかない感触で皮脂膜の働きを補い、乾燥による肌荒れを防ぎます。

  • ユズ果皮エキス(ユコウ果皮エキス)
    [自社原料]

    徳島県の山間部で栽培されている、香酸柑橘類である柚香(ゆこう)の果皮から抽出したエキス。使用する果皮は果肉を搾った後の残渣を有効活用しています。自社でじっくりと時間をかけて抽出しています。弾力のあるやわらかな肌を保ちます。 

  • ユズ果実水 [自社原料]

    ユズの果実をまるごと地下200mから汲み上げた富士山の伏流水で水蒸気蒸留し、得られた芳香蒸留水。自社の水蒸気蒸留器を使用して採取しています。リナロールと呼ばれる香気成分が含まれています。ほのかなユズの香りを感じられます。

  • ハッカエキス [自社原料]

    富士河口湖の自社研究農園で栽培した和薄荷の葉を使用しています。葉の有用成分が高まる時期に収穫し、手作業で選別、成分が濃縮するまで乾燥させます。その後、地下200mから汲み上げた富士山の伏流水で香りと成分をじっくりと煮出します。和薄荷は、ペパーミントやスペアミントとは異なり、1本の茎に葉がたくさんつかないため、希少性が高いと言われています。和薄荷の含まれるメントール含有用は豊富で、清涼感があり、ペパーミントよりもやや甘味のある香りが特長です。

  • 酒粕エキス [自社原料]

    酒粕をコメヌカ油や日本酒に浸して抽出したエキス。 アミノ酸やビタミンを含み、肌を整えます。松山油脂では宮城県・一ノ蔵酒造の純米板粕と日本酒を使用しています。

  • コメ発酵液

    日本酒のこと。米を発酵させてできるアミノ酸やミネラルを含みます。アミノ酸は角質層で重要なバリア機能を担っている天然保湿因子の主成分です。コメ発酵液を補うことで水分が保たれ、乾燥から肌を守ります。松山油脂では宮城県・一ノ蔵酒造の2種類の日本酒を使用しています。

  • (アスペルギルス/サッカロミセス)/コメ発酵粕

    酒粕のこと。アミノ酸やビタミンを含み、肌を整えます。松山油脂では宮城県・一ノ蔵酒造の純米板粕を凍結乾燥して粉末状にしたものを配合しています。

  • ユキノシタエキス

    ユキノシタの全草から抽出したエキス。肌を整える働きがあります。古くから薬草として用いられ、春の山菜として食されてきたユキノシタ科の常緑多年草です。

  • 乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液

    ブドウ果汁を乳酸桿菌(ニュウサンカンキン)で発酵させた発酵代謝物。角質をケアする成分として配合しています。果汁由来の糖やミネラル、アミノ酸などの成分と、発酵により生じる乳酸(AHA)の作用で、角質を柔らかくします。

  • 乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液

    ブドウ果汁を乳酸桿菌(ニュウサンカンキン)で発酵させた発酵代謝物。角質をケアする成分として配合しています。果汁由来の糖やミネラル、アミノ酸などの成分と、発酵により生じる乳酸(AHA)の作用で、角質を柔らかくします。

  • アイ葉/茎エキス

    タデ科の蓼藍(タデアイ)の葉と茎から抽出したエキスです。肌のキメを整える働きと、水分の蒸散を防いで肌のバリア機能を守る保湿作用で、肌をすこやかに保ちます。藍は日本で古くから染料として利用されていることで有名です。

  • ビワ葉エキス

    ビワの葉から抽出したエキス。バラ科の常緑高木で、糖やクエン酸などの有機酸、タンニンなどを含んでいます。肌のキメを整え、すこやかな肌へ導きます。

  • ワレモコウエキス

    ワレモコウの根や根茎から抽出した、タンニンやサポニンを含むエキス。収れん作用をもち、肌を引き締め、ハリのある肌に導きます。暗赤色の小さな花をつける、バラ科の多年草です。

  • ユズ果皮油 [自社原料]

    ユズの果皮から採れる精油。自社の山神果樹薬草園で行なっている日本では珍しい、果皮を削って採油するペラトリーチェ法のほか、水蒸気蒸留法、圧搾法で採油された精油を使用しています。柚子精油の主成分はリモネン、その他にはリナロールやテルピネンなどが含まれています。松山油脂の製品には、光毒性物質であるフロクマリン類を含まない、または非常に微量で影響の少ない精油を使用しています。

  • スダチ果皮油 [自社原料]

    スダチの果皮から採れる精油。自社の山神果樹薬草園で行なっているペラトリーチェ法という日本では珍しい方法で果皮を削って採れた精油を使用しています。松山油脂の製品には、光毒性物質であるフロクマリン類を含まない、または非常に微量で影響の少ない精油を使用しています。

  • イヨカン果皮油 [自社原料]

    伊予柑の果皮から採れる精油。自社の山神果樹薬草園で行なっている日本では珍しい果皮を削って採油するペラトリーチェ法のほか、水蒸気蒸留法で採油された精油を使用しています。松山油脂の製品には、光毒性物質であるフロクマリン類を含まない、または非常に微量で影響の少ない精油を使用しています。