MATSUYAMA

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松山油脂と柚子

振り返れば、私たち松山油脂が柚子精油に着目し、製品を初めてつくったのは2004年のことでした。以来、私たちは製品をつくり続け、お客様のご要望に応えながらラインアップを充実させてきました。天然精油の原料は国産(四国)の柚子の果皮。さわやかで落ち着いた、日本人に好まれる香りを生かす処方は、15年の間に積み重ねてきたものです。「柚子のウオッシュ&ケアなら松山油脂」。そう胸を張れると自負しています。

  1. 1995 Mマーク シリーズ発売

  2. 2004 「柚子(ゆず)のせっけん歯みがき」 「柚子(ゆず)ハンドクリーム」発売

  3. 2005 「柚子(ゆず)ボディローション」 「柚子(ゆず)リップクリーム」発売

  4. 2016 柚子関連アイテムをアジア市場へ本格展開

  5. 2018 柚子関連アイテムをアジア市場へ本格展開

  6. 2019 「柚子(ゆず)の手肌クリーンジェル」発売

  • YUZU HAND CREAM
  • YUZU HAMIGAKI
  • YUZU BODY LOTION
  • YUZU LIP CREAM
  • YUZU BODY SOAP
  • YUZU HAND CLEAN GEL

柚子について

柚子について

柚子は日本人の暮らしにとてもなじみ深い果物です。軽い苦みが感じられる特有の酸味と香りを楽しみます。収穫の最盛期、柚子は果皮全体が一様に黄色く色づきます。それを薄くそぎ、薬味や彩りとして料理に添えるほか、果肉をくり抜いて器に見立て食材を盛りつけるなど、和食の世界では幅広く利用されてきました。そのほかに広く親しまれているのが柚子湯。果実をお湯に浮かべて楽しむのは、江戸時代に始まる冬の風物詩です。

柚子の由来 / History of Yuzu

柚子の由来
日本に伝わってきたのは、飛鳥時代から奈良時代。遣隋使や遣唐使によって中国からもたらされたのではないかといわれています。橘(たちばな)、橙(だいだい)と並び、柚子は日本で最も古い柑橘類、和柑橘のひとつです。

柚子の成長 / Growth of Yuzu

柚子の成長
「桃栗3年、柿8年、柚子の大馬鹿18年」といわれるほど、タネから育って実がなるまでには年月がかかります。鋭いトゲがあるため、手指はもちろん果実も傷つけないよう、収穫は皮の手袋をして慎重に行なわれます。

柚子湯 / Yuzu-Yu

柚子湯
1年で最も日の差す時間が短い12月の冬至の日。柚子の実を丸ごと、あるいは輪切りにして木綿袋に入れ、お風呂のお湯に浮かべて楽しむのが「柚子湯」です。果皮からしみ出した成分が肌に浸透し、身体が温まります。

参考文献 沢村正義:柚子の香り、フレグランスジャーナル社(2008年)

産地の四国について

産地の四国について

四国は日本列島の西部にあり、香川、徳島、高知、愛媛の4県から成っています。四国山地を挟んで瀬戸内海沿岸、太平洋沿岸と2つの地域に分かれ、美しい自然と豊かな環境に恵まれた土地柄です。比較的温暖で日照時間が長く、多くの農作物が生産されています。

日本地図
グラフ 四国 四国 地図

現在、日本の柚子は青森県以南の各地で生産されていますが、その75%を四国産が占めています。なかでも生産量が最も多いのが高知県。実はお隣の徳島県も隠れた名産地で、高知県に次ぐ第2位の生産量があります。徳島県はすだちで大変有名ですが、柚子、柚香(ゆこう、自然交配による柚子の雑種)、橙(だいだい)など、香酸柑橘(こうさんかんきつ)と呼ばれる、酸味が強くて香りを楽しめる果物が生産、加工、出荷されています。

佐那河内村01
佐那河内村では果樹と野菜を組み合わせて栽培しています
佐那河内村02
山間地に開かれた佐那河内村の棚田

徳島県の県庁所在地である徳島市から、車で走ること20分。そこに県内唯一の村、佐那河内村(さなごうちそん)があります。平安時代に誕生したといわれる、1000年の歴史を有する村です。山間地には美しい棚田が広がるほか、さくらんぼやいちご、キウイフルーツ、すだち、柚子、柚香などが栽培されています。松山油脂はこの自然豊かな佐那河内村に事業所をつくることにしました。柚子という素材を育てるところから始め、化粧品原料へと変換し、その品質にまで責任を持つための取り組みです。すでに、徳島市内で柚子をはじめとする香酸柑橘の有用性について調査・研究を始めています。

素材としての柚子

柚子
柚子

果皮

主な用途:精油、加工食品
主成分:リモネン(リラックス効果)

果皮

果肉

主な用途:調味料
主成分:クエン酸(疲労回復)

果肉

種子

主な用途:マッサージオイル(種子油)
主成分:ペクチン(保湿)

種子

柚子の果実は、果皮、果肉、種子の3つに大きく分けられます。柚子精油の原料となるのは果皮です。果肉は果汁へと加工(搾汁)されます。糖度が低くさっぱりとした酸味の柚子果汁は、調味料などに利用されています。一方、種子は果実1個あたり平均30~40個もあるにもかかわらず、あまり活用されてきませんでした。そこで、松山油脂では徳島事業所を中心に、柚子種子油の効率的な抽出法や活用法についても研究を進めています。

柚子精油の抽出法
柚子精油の抽出法
柚子をはじめ柑橘類の果皮には、油胞(ゆほう)という無数の穴があります。果皮をギュッと搾るとこの油胞が壊れて精油が拡散し、あたりに香りが広がるのです。この性質を生かした抽出法が「圧搾法」。また、蒸留釜を使って芳香物質を気化させ、水蒸気を冷やして精油を抽出する「水蒸気蒸留法」もあり、松山油脂ではそれぞれの製品にあった抽出法の精油を選んでいます。「柚子」と名前をつけている松山油脂の製品には、賦香成分として精油だけを配合しています。だから香りがフレッシュです。
柚子精油の成分
柚子精油の成分
柚子精油の主成分はリモネン(limonene)。約60%を占めています。リモネンは柑橘類の香りのベースになっている物質です。その他、約12%含まれているテルピネン(terpinene)や柚子の香りを特徴づけているといわれる約3%のリナロール(linalool)など、わかっているだけで23種類の物質が含まれています。それら以外にも検出できないほど微量な物質が含まれていて、香り立ちによい影響を及ぼしていると推測されます。そのため、合成香料では、本物とまったく同じ柚子の香りを再現することはできないのです。
精油と光毒性の関係
精油と光毒性の関係
光毒性とは光に当たると肌にシミやダメージを引き起こす性質のこと。「柚子(ゆず)ボディローション」をはじめとする松山油脂の天然精油配合製品は、光毒性が発現しないように処方を組んでいます。これは、光毒性物質であるフロクマリン類をほとんど含んでいない精油を選んでいることに加え、肌に刺激を与えないように配合率を調整しているからです。安全性を最優先に、精油の香り立ちを生かせるよう、試作と試験を重ねて最終処方を決めています。

参考文献 沢村正義:柚子の香り、フレグランスジャーナル社(2008年)

徳島プロジェクト

徳島プロジェクト

「化粧品として肌に有用な植物由来成分について研究し、その植物の栽培と化粧品原料への展開を進める」。それは、私たちが目指していることのひとつです。その一環として、松山油脂は、徳島県名東郡佐那河内村(みょうどうぐんさなごうちそん)内で、新たな工場の建設計画を進めています。近隣の農家の方から知識と知恵を受け継いで、将来的には栽培・生産にまで携わり、当地を和柑橘の里にしていきたいと考えています。

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  • 研究を積み重ねて02
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研究を積み重ねて
柚子はヘスペリジン、すだちはスダチチンという物質を含んでいます。これらを口から摂取すると、ヘスペリジンは血流の改善に、スダチチンは抗肥満に役立つことがわかっています。一方、化粧品に配合したときの働きには未知数の部分があります。私たちはそれを明らかにし、和柑橘の可能性を広げたいと考えています。(この研究は、徳島大学、徳島県立工業技術センターの協力のもとで行なっています)
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地域とのコミュニケーション
近隣の農家さんにお邪魔しては、さまざまなお話を伺っています。柑橘類特有の鋭いトゲは剪定時に切っておく工夫や、花芽を摘んで、その年の収穫量を調整するなど、すべてが興味深く、勉強になることばかり。ときにはおいしいポン酢のつくり方を伝授していただいたことも。地域の方との触れ合いは実に楽しいひとときです。
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佐那河内村の振興も
佐那河内村の主な産業は農業です。残念ながら農業に従事する人や生産額は年々減っており、耕作放棄地も増えています。同時に後継者不足の問題も抱えています。松山油脂では、「佐那河内村で働きたい」という人が増えることを願い、学生のインターンやUターン、Iターンを目的とした就労体験を受け入れる計画も立てています。
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